133 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/06/26(金) 18:17:16 ID:WOh4J9dY0
SCP-2451111 高速バス
Object Class: Safe→Euclid
取扱方:
九州地方に向かう高速バスのチケット状況は全てが財団により監視されます。12→13席の空席が発見された場合、該当バスが到着するターミナルは財団の機動部隊クサイー5"たかひろ君係"により監視されます。
高速バスがSCP-2451111-1に変化していることが確認され次第、直ちにプロトコル「カルト教祖の拘束」が発動されます。この中には機動部隊によるSCP-2451111-1の封鎖、SCP-2451111-2の見つけ次第の拘束・終了、乗車予定の一般人全員へのAクラス記憶処理が含まれます。
現在、発車したSCP-2451111-1内での全ての実験は禁止されています。(事案2451111-c参照)
概要:
SCP-2451111は九州行きの高速バス内で発生する一連の現象です。
財団の任務により九州へ高速バスで向かおうとしたエージェント・██████により偶然観測され、その異常性により財団へと報告、収容されました。
SCP-2451111-1は█████社により生産された█████型の高速バスです。財団による現場での検査の結果、構造は前述した高速バスと同一のものであり、異常性を伴う部品は発見されていません。SCPー2451111-1にトイレはついておらず、座席は四列となっているため、長時間の搭乗にはストレスがかかりますが、正常な範囲内のものであることが確認されています。エージェント██████や乗車したDクラスはこの席を「狭く、尻が痛む」と表現しています。分解検査の結果、これは異常性によるものではなく、座席のデザインの不備に起因することが判明しています。
ドアを閉めたSCP-2451111-1の内部では通信が不可能となります。このため、調査記録はSCP-2451111イベント終了により帰還した職員から得られるものが全てとなります。
SCP-2451111-1の発車時刻は変質する前の高速バスの発車時刻に依存しています。
SCP-2451111-2はSCP-2451111イベントを排泄により終了させる人型実体です。外見は30代程度の小太りの日本人で、髪を逆立たせた特徴的な髪型をしています。出現時期に関わらず常に黒のスーツを着込み、青いシャツと濃淡の異なる二種類の赤のチェックのネクタイを身につけています。ヒマワリを模した形の中心にマジックインキを用いて天秤が描かれた、段ボール製の粗悪なアクセサリーを身に着けています。
SCP-2451111-2はインタビューにおいて自身は弁護士の██ ██であると主張し、身に着けているアクセサリーが段ボール製であることを否定し、これが日本の弁護士バッジであることを主張します。財団の調査により、SCPー2451111-2の外見と一致する同名の弁護士の実在が確認されています。この人物にインタビューが行われましたが、SCP-2451111-2についての有意な情報は得られませんでした。
SCP-2451111-2はSCPー2451111-1が停車するターミナルの周辺に出現し、必ず規定の発車時刻を大幅に過ぎてから乗車します。SCPー2451111-2の肉体的能力は人間と有意な差はないため、SCP-2451111-1へと乗車しようとする行為は妨害することが可能です。