48 - 横向けば尊師 2015/01/09(金) 15:38:05 ID:q3R1iJYk
明日は九州で同期の送別会。坂本事務所から独立し、唐澤洋からの自立を目指す当職は自分で交通費を出す。当職は節約も兼ねて青春18きっぷを利用して行くことにした。
青春18きっぷの利用は初めてだったので切符の使い方がわからず大混乱、入鋏する際に駅員から冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に中学時代を思い出す。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と思い、嫌な気分をかき消した。
当職が乗る長距離夜行列車は4人ボックス席だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが通路にも乗客が溢れているということもあり緊張して寝られなかった。
そこで当職は小腹を満たすため、列車に乗る前に買った冷凍みかんを食べることにした。
バリバリと皮を剥き中の実を取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
冷凍みかんの味が濃かったのと車内が乾燥してるせいもあって瓶のコーラはあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくするとバスは静岡SAで長時間停車についた。静岡のSAには深夜でも駅弁売りがあり当職は時間を忘れて食べ歩いた。
再び列車に乗り、目的地の大垣へ向け出発したのも束の間、当職に凄まじい便意とかつてない尿意が降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢三十四にもなる男の奇声が大垣行き夜行普通列車の中でこだました。