46 - 横向けば尊師 (sage) 2015/01/05(月) 10:03:46 ID:U08JDRSY
私はバスの監視カメラ。とある老人に要請されて長距離バスに設置された。
しかし、なかなかバスは発車しない。私の中のメモリもジリジリと減っていく。すると太った男性が乗りこんだ。発車しなかったのはこいつのせいらしい。全く困った男だ。彼は何か呟いたようだが、あいにくマイクがない私には聞こえない。
彼は可愛らしい若い女性の隣に座った。女性が可哀想でしかたない。すると彼はハンバーガーを取り出し、頬張りだした。バスの乗客たちはそれを臭そうに見ている。私には匂いセンサーがないので、一切臭いは感じられないが、それでも嫌な顔をしている人を撮るのは嫌いだ。
バスは海老名SAに入った。SAに入るとエンジンが止まるため、私も眠りにつく。その間にメモリの交換などをするのだろう。
目が覚めると、まだSAに止まったままだった。どうやらあの太った男性、また遅れているらしい。太った男性がやっと戻ってきて、やっと発車したと思ったら、例の男が椅子を激しくゆらしだした。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
匂いセンサーが付いてなくて本当に良かったと感じた一瞬だった。