202 - ヽ ( (c :; ]ミノ (sage) 2016/12/16(金) 14:27:26 ID:Q4KKoAhq0
もっとも教祖が処刑された場合、危惧されるのは、未だ麻原を盲信する信者が何をしでかすか読めない点だ。
オウム問題に通暁する滝本太郎弁護士が推察する。
「報復テロや後追い自殺を心配する向きもありますが、集団的なものはないでしょう。しかし教団でのいざこざから退会したり排斥されたが、一人で麻原への帰依を誓う人もいる。
あるとすれば、そうした“一人オウム”や“跳ね返り”だと思います。マッチとガソリンがあればテロはできます。さらに自殺。
“尊師の死後の四十九日の間に死ねば、共に転生してくれる。解脱もありえる”と期待して後を追う者が少数出る危険性はある」
さらに懸念されるのは、麻原ファミリー間の権力闘争が先鋭化することだという。公安関係者が語る。
「現在、教団と最も深い関係を堅持しているのが、麻原の妻、明香里(知子から改名)です。
彼女は次男(22)を教団の後継者に祭り上げ、自身の影響力を残そうとしている。それに反対して、母親と対立しているのが、三女のアーチャリー(松本麗華)です」
この両者の争いの勝敗を分けるカギは、
「麻原の遺骨です」
と、先の滝本弁護士。
「遺体を当局から引き取るのは、相続人の第1位にあたる者が優先されるので、奥さんになる。
おそらく彼女は遺体を火葬して、遺骨を手にすることになるでしょう。お釈迦様の遺骨を仏舎利と呼ぶように、仏教の世界ではこれが持つ意味は大きい。
麻原の遺骨を押さえ、次男を担ぐ妻の影響力が教団内で増すことが予想されます。
一方、アーチャリーも分骨を求め、争奪戦が起こる可能性が高い。三女が火葬場に押しかけ、揉める事態もあり得ます」
またこの遺骨を巡っては、「将来的に祀られる場所が聖地として信者たちから崇められることになる。
どこか地方に土地を買って、古墳をつくったり、五重塔や仏塔のようなものを建造する可能性もある」(同)
遺骨の行き先で、住民の激しい反対運動が起こることは想像に難くない。聖地づくりが新たな騒動の火種となるのは必至だ。