833 - 塘懌䝿拝 2013/10/05(土) 23:06:02 ID:Cqn3YrqQ
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恒産無くして恒心無し
【読み】 こうさんなくしてこうしんなし
【意味】 恒産なくして恒心なしとは、一定の職業や財産を持たなければ、しっかりとした道義心や良識を持つことはできないということ。
【注釈】 「恒産」とは、一定の職業や財産のこと。
「恒心」とは、正しさを失わない心。
孟子が人々の生活安定を政治の基本として、その必要を強調したことば。
『孟子・梁恵王上』に「恒産無くして恒心有る者は、ただ土のみ能くするを為す。民の若きは即ち恒産無ければ、因りて恒心無し(一定の生業が無くても安定した道義心を持つことができるのは、学問修養のできた士だけである。一般の人は生活が安定しなければ、安定した道義心を持つことができない)」とあるのに基づく。
「恒産無き者は恒心無し」とも。