高速バスコピペ (27)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

15 - のじゃロリバージョン(アラビア) 2016/05/31(火) 02:25:21.55 ID:tbxmflHj0

明日は九州で用事があるのじゃ。
家の者には世話にならぬ。ずっと貯めておったおこずかいがあるからのう。
ちょ、長距離…ばす? し、知っておるわその程度!
うむ、時間通りに乗れたぞ。それも、一人でじゃ。
じゃが、下々の者が一人遅れておるようで、長距離ばすとやらはなかなか出発せなんだ。
ようやく現れた豚のような大人の男は、謝りもせずに妾(わらわ)の隣の席に座った。
豚は「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」などと小声で呟いておったが、だから何なのじゃ?
お里が知れるわ、下郎が。
何故にこのような豚が隣なのか…早く降りたいのじゃ…。
妾が乗る長距離ばすとやらは、席が横に4つ並んでおった。
しかし、よもや隣が豚とは…下々の乗り物に興味を持ったのは、人生最大の失敗だったやもしれん。
することも無いので寝ようかとも思うたが、隣の豚の荒い呼吸と、
豚の発する奇妙な悪臭が気になって眠れぬ。
しかも、豚はちらちらとこちらを気にしておるようじゃし…。
しばらくすると、豚は鞄を開けて珍妙な茶色の紙袋を取り出した。はて?
豚は袋を開けると、くちゃくちゃと不快な音を立てながら中の物を食べ始めた。
なんじゃ、豚の餌か…。豚の臭いも臭かったが、この餌も臭いのう…。
しかも、ぽろぽろとこぼしておるし…下々の食べ物はわからぬが、
きっと妾の方が綺麗に食べられるぞ。
心の広い妾もさすがに堪忍袋の緒が切れそうになったが、高速ばすとやらは途中でどこかに立ち寄った。
どうやら、厠に行けということらしい。下々の乗り物は、この大きさで厠がついておらぬらしい…。
一人でちゃんと厠に行ける妾は、用を済ませて高速ばすに戻ったのじゃ。
隣の豚は、また遅れて戻ってきおった。こやつがおると空気が澱むのじゃ。
いっそ、置いていけばよかったのに…。
そして、バスが出発した直後、隣の豚が急に椅子をガクガクと揺らしながら叫びはじめたのじゃ。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
妾の人生史上最低の豚の奇声が福岡行きの高速ばすとやらの中でこだましたのじゃ……。