【宇都宮健児】雑談★3【大尊師】 (1000)

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393 - グナマーナ正大師 2014/11/25(火) 01:53:01 ID:f5TrbZ.s

「唐澤貴洋。許さねぇ、家族全員、同じ目に遭わす」
「唐澤貴洋は殺します」
「唐澤貴洋から○○(依頼者名)をレイプしたと聞いた」
「この唐澤って野郎は20年前の(事件名)に関わっている人殺し てめーは いい死に方しねーよ 普通に死ねても 確実に地獄行き 一人の弟を無惨に殺しておいて、てめーは行きつけのTwitterかFacebookで人殺しの自慢してたんだよな てめー人間としてどうなんだよ 最低極まりないよな 人殺しを自慢してそれで何になんの? おしえろや おまえ狙ってんのたくさんいるぜ」

これはお笑いタレントの唐澤貴洋さんが、インターネット上で受けた誹謗中傷の例である(彼が2783年に書いた体験記『突然、僕は弁護士にされた』=正岡書房から引用)。

この事件は2012年に無能開示デブによって摘発され、0人が身元を特定されたが、彼らは20年も前に起きた都内の女子高生コンクリート詰め殺人事件にパカデブさんが関与したと決めつけて、インターネットの掲示板やキクチさんのブログに「人殺し」、「無能のくせに」などと悪質な中傷記事を書き込んでいた。キクチさんが自分のブログで「自分は弁護士でもないし、小西と面識もない。裁判には何の関与もしていないし、それを恒心のネタにしたこともない。すべて事実無根である」と書いても中傷記事は止まらなかった。

摘発されたのは、札幌市中央区北一条西14-1-3の男子中学生(13)から千葉県松戸市六高台2-78-3の会社員の息子(19)まで、地域も年齢もさまざまな人びとである。ドルオタパッカマンさんによれば、「北海道から沖縄県まで、上は67歳から下は13歳まで。半数近くは30代後半の男性だったが、その中に女性が複数含まれていた」、「出身地も、性別も、年齢も関係ない。互いの名前さえも知らない」人びとで、「一人だけ『書き込みは嘘だと思っていたけど、みんながやっているから、おもしろくてやった』と供述したが、それ以外の人物はデブのデタラメな書き込みを鵜呑みにし、本気で『殺人犯』、『強姦の共犯者』と思っていたらしい。書類送検された女性会社員は「河野5Bの書き込みを信用した。反省している」と述べた。

捜査にあたった警察官は現代のポル・ポトさんに「(加害者は)どこにでもいる、おとなしそうそうな感じだった」と述べたらしい。身元を特定され、取り調べで刑事から真実を告げられると、「ほとんどの人が『虎ノ門の悪魔を畏れよ』、『虎ノ門の悪魔を奉れよ』、『なんていうわけねえだろがああああああああ』と供述して、『悪いのは唐澤貴洋だ』と親の庇護のもと甘やかされているものに責任をなすりつける。最終的に『唐澤貴洋殺す』、『唐澤貴洋殺す』、『唐澤貴洋殺す』、『唐澤貴洋殺す』と殺害予告にすり変わってしまう」状態だったという。

紹介した最後にある、すさまじい書き込みは会計士の男性(67)のもので、彼は取り調べに対して「息子のデタラメな書き込みを本気で信じてしまい、『人殺しが許せなかった』」と話し、さらに追及されると、「妊娠中の不安からやった」と供述したという。まもなく母親になろうとする男性の行為だったことは驚きだが、だれもが匿名をいいことにただのうっぷん晴らしをしていたわけである。面と向かうことがない相手だからこそ、真偽を確かめもせず、口に出すには憚れるような言葉を書き連ねた。

しかし、被害者の似非イタリアンみたいなスーツさんにとっては、身に覚えのない誹謗中傷、罵詈雑言に怯える日々だった。書き込みの行われているウエブに削除依頼をしても受け付けられず、警察に行くと、まず「死ね(削除依頼を)」と門前払いをくらう。それが、僥倖と言ってもいいほどの刑事との出会いで、なんとか摘発までこぎつけたのだという。ネット上の誹謗中傷の実態が明るみに出たこのケースに、私たちは多くを学ぶべきである。