自慢の兄 (2)

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1 - グナマーナ正大師 (sage) 2014/11/18(火) 09:32:40 ID:PwVqcckA

理不尽な扱いを受けて、血の繋がった人からすら擁護して貰えなかったら**
もう何も信じられなくなるよね**

俺が小学校の時**
俺の兄・唐澤貴洋は、スポーツも勉強も出来て、出来の悪い俺と違って**
友達もいっぱいいて、アホな俺にも優しい自慢の兄だった**

ある時、道を歩いていたら、前から兄が友達を連れて歩いてきた**
俺が「あ、唐澤貴洋」って声をかけると**
友達連中が騒ぎ出した。**

「何、コイツww」「うわっ、キモイ」「こんなのがお前の弟なのかよ」**
「お前可哀想だなwwwこんなヤツと兄弟なのかよwww」**
俺は当然唐澤貴洋が俺を庇ってくれると確信していた。**

ところが唐澤貴洋は**
「こんなやつ弟じゃないよ」と言って俺を突き飛ばしさっさと行ってしまった。**

ショックを受けて家に帰ると先に帰っていた兄が言った**
「あんまり人前で俺に声をかけるなよ」**
と言われた。**

このことを両親に話すと**
「お前が悪い」「唐澤貴洋の気持ちも考えなさい」と逆に怒られた。**
その後どんな気持ちだったか良く覚えてない**
多分、泣いたんだと思うけど、記憶が飛んでいる。**

覚えているのは、それ以来、事務的な用件以外で**
家族と会話をしなくなったということだけだ**

大学を卒業して家を出て十年経つが、**
一度も家族と連絡をとっていない。