【高橋嘉之殺す】高橋嘉之★1【HRO学園動く】 (1000)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

578 - 一般ノルウェー市民 (sage) 2019/05/31(金) 11:31:44.30 ID:5sHM6sjy0

人間は,周囲の事物や人について理解するときには,
物理的に裸のそのまんまの事物や人を捉えているのではなくて,
そういうあらかじめ頭の中に備わったイメージに重ね合わせながら理解していると考えられるのです。
しかし,そのイメージはあくまでも頭の中のものであって,
事物や人そのものに組み込まれている性質ではないわけです。

このようなシステムが働くところでは,人が人を理解するときには,
まず自分自身,
そして育ったときに一緒にいた家族との関係を参照にしながら理解のイメージを作り上げ,相手と接する際に用いていると考えられます。
もし嫌いな人がいるなら,その嫌いな部分というのはその人が本来持っている性質そのものではなくて,
頭の中に作られたイメージが嫌いという反応をしていることになります。
そして,そのイメージは,自分自身や身近な家族との関係から形成したものであれば,
自分自身の中の自己否定的なイメージ(その自己否定的なイメージは,身近な家族との関係で形成されていくものがほとんどでしょう)を
反映していると考えてよいことになります。

ですから,一般に,「あの人はいやだガマンできない」という人が目の前にいた場合は,
その相手の人はかなりの確率で自分に似ているのです。
自分で自分のいやなところだと思っている部分を実際に持っているような他者を,
一番「いやだ,大嫌いだ」と感じるわけです。
もし「あの人はいやだガマンできない」という人が目の前にいたら,
それは自分の鏡だと思うのが正解だということです。