724 - [´・ω・`] tor-exit-anonymizer.appliedprivacy.net ◆ZmWKU7FgYT1e 2024/05/19(日) 22:34:26.37 ID:Wm1jVIvC0
仕事等で多忙でおまたせしまして大変申し訳ありませんが、2024年5月13日の佐藤被告の裁判の詳細です
【裁判概略】
・令和5年刑事(わ)第1462号
・裁判官の変更があり福家康史裁判官に
・傍聴人は15〜20名程度で抽選は行われず。報道席に記者が5人程度
・裁判は13時30分にスタート、14時35分頃終了
・佐藤被告は黒か紺系のスーツに青黒ストライプのネクタイに太い縁のメガネで出廷。3月に保釈されたらしい
・情状証人はなし
・追起訴分の証拠調べと弁護人・検察官・裁判官による被告人質問、論告求刑と弁護人意見までやって結審
・求刑は懲役5年
・次回は同じ法廷で6月13日午前10時から判決言い渡し
【証拠調べ】
・12月22日付追起訴の証拠調べを実施
・甲号証は188〜229号、以下特筆されるものを記載
・(ブルーレイディスクなど?)オンラインショップの被害届。合計14点21万5820円
・同サイトの担当者の調書。サーバーが都内にあること、ブルーレイや同人誌などの購入日時や支払い方法、「厳しい処罰を望む」といったコメント
・佐藤被告の利用していた私書箱の(捜査に対する?)回答
・クレカ情報の送信回数
・クレカの名義人の不正利用に関する報告書や被害者の聞き取り
・共犯者(大熊被告)のアクセス記録
・フリマアプリ(メルカリ)への出品記録やアカウント情報
・令和5年4月上旬(?)以降転売で132万円以上を売り上げる
・共犯者への支払いとして仮想通貨で5件17万円の送金
・大熊被告の調書。犯行をいずれも認めている
・弁護士会から差し押さえた懲戒請求書。この際検察官が佐藤被告を証言台に立たせ「あなたが作成したものか?」と質問し佐藤被告は「はい」と回答
・乙号証は46〜53号で被告人の調書だが特に読まれず
・弁護士からも弁1号証が提出された。東京農工大学の大学長からの懲戒処分書で、佐藤被告が退学処分になったことを立証
725 - [´・ω・`] tor-exit-anonymizer.appliedprivacy.net ◆ZmWKU7FgYT1e 2024/05/19(日) 22:35:31.59 ID:Wm1jVIvC0
【被告人質問】
▽弁護人質問
・弁「(三重県のマンションの)邸宅侵入の被害者は?」佐藤「恒心教で過去に炎上した人」
・弁「恒心教とはなにか」佐藤「インターネット上で特定の人物にいたずらする団体」弁「恒心教の人は匿名、名前などは知らない?」佐藤「わからない」
・弁「共犯者のことは知らなかった?」佐藤「はい」
・弁「恒心教はどんな活動をする」佐藤「特定の人に爆破予告や殺害予告をしたり」
・弁「活動をネットにアップすると反応があった」佐藤「有能とかすごいとか」
・弁「マンションに侵入したのもそういう感じ」佐藤「はい」弁「なんと言われた」佐藤「有能、すごい」弁「どう思った」佐藤「肯定されたというかうれしくなった」
・弁「生身の人間から褒められたりと言ったことは」佐藤「そんなになかった」弁「友たちはいる?」佐藤「いません」弁「親から褒められたりは」佐藤「あまりない」
・弁「なぜ犯罪を犯した」佐藤「恒心教に認められる機会がほしかった」
・弁「どこかでやめなければとは思わなかったか」佐藤「確かに思ってはいたが」弁「今どう思う」佐藤「将来や学生生活を棒に振って後悔している」
・弁「邸宅侵入のマンションにはカギや塀など侵入を防ぐものはあったか」佐藤「なかった」弁「住人から見咎められることは」佐藤「なかった」
・弁「弁護士に懲戒請求しているが、なぜ?」佐藤「文書作成して投函するだけでハードルが低いのにダメージが大きいから」弁「ハードルが低い嫌がらせだった」佐藤「はい」
・弁「他に懲戒請求していた人物はいるか」佐藤「いました」
・弁「他の恒心教のメンバーから反応は」佐藤「肯定的、認められるような反応が」
・弁「懲戒請求の名義人は誰?」佐藤「なにかのトラブルでネット上に免許証がさらされた人」弁「他人?」佐藤「はい」弁「なぜ自分の名義を使わなかった?」佐藤「弁護士に自分の身元がバレたくなかった」
・弁「「爆弾仕掛けるナリ」のFAXはなに?」佐藤「恒心教を広めるため、唐澤…いや、特定の弁護士の振込先などを記載して問い合わせが行くようにした」弁「主には特定の弁護士への嫌がらせ?」佐藤「はい」
・弁「大学も学生を避難させたりと労力がかかり迷惑とは思わなかったか」佐藤「「思ってなかった」
・弁「私電磁記録不正作出・供用については」佐藤「ネット上で手に入れた他人のクレカでウェブサイトで(ブルーレイなどを?)購入して私書箱に送っていた」
・弁「ハッキングはできるか?」佐藤「できない」弁「共犯者がやっていた?」佐藤「はい」
・弁「共犯者とはどう知り合った」佐藤「ツイッターでフォローし合ったのがきっかけだったと思う」弁「氏名は」佐藤「知らなかった」
・弁「共犯者は恒心教でどういう人、位置づけは」佐藤「恒心教で活動していて名誉があった」
・弁「共犯者から頼まれたらどう思う」佐藤「評価ある人だから断りづらかった」弁「トラブルが怖かった?」佐藤「はい」
・弁「著作物のアップロードでなぜ処罰されると思う」佐藤「様々な工夫を踏みにじる行為」
・弁「他人の立場で考えるのは苦手か」佐藤「苦手」弁「なぜそうなったと思う」佐藤「人生であまり苦労をしてこなかった」
・弁「これまで何と付き合ってきた」佐藤「ネット、パソコン」弁「他には何を」佐藤「プログラミングとか」
・弁「大学院進学で苦労はしなかったか」佐藤「しなかった」弁「トントン拍子」佐藤「はい」
・弁「両親とは保釈後なにか話しているか」佐藤「はい」弁「なんと」佐藤「罪を償ってしっかり更生してほしいと」弁「両親の支援は期待できる」佐藤「はい」
・弁「保釈後は何をしているか」佐藤「家事手伝い、アルバイト」弁「時給は」佐藤「960円」
・弁「判決後はどう生活するか」佐藤「恒心教からは足を洗って両親と真っ当に暮らしていく」
・弁「大勢に迷惑をかけたことについては」佐藤「申し訳なく思っています」→起立し裁判官の方に深く一礼、更に傍聴席の方を向きもう一度深く一礼
726 - [´・ω・`] tor-exit-anonymizer.appliedprivacy.net ◆ZmWKU7FgYT1e 2024/05/19(日) 22:36:32.08 ID:Wm1jVIvC0
▽検察官質問
・検「爆破予告FAXで大学に支障が出たことについてこんなことになるとは思わなかったって言ってたけどどうして思わなかったのか」佐藤「全く予測できなかったわけではなくて、創作のために動員するとか最初から考えていたが、学生が避難して下校とかもして作業中止みたいなことまでは考えていなかった」
・検「全くというわけではない、当時FAX送っててどういう支障があると思っていた」佐藤「あまり深く考えていなかった」
・検「最近でも不審物見つかったとか電車来ないとかニュースが出ているが見たことは」佐藤「合ったようには思います」
・検「このような予告内容を送れば避難することになるとかわかると思うが」佐藤「人がどう思うかなど考えるのが苦手、あまり迷惑かかるとは」
・検「著作権法違反も、どういう被害を受けているか意識しなかった」佐藤「していない」
・検「昨今ファイル共有ソフトで違法アップロードが社会問題になっているが認識はあるか」佐藤「そういうCMとかは知っていた。ブルーレイの内容をアップすることは言ってしまえば漫画をアップすることと同種のものであると理解している」
・検「なんで社会問題になっていると思う」佐藤「…」検「どういう認識か」佐藤「(いい詰まる)〈メモ不鮮明〉」
・検「ある意味では認識していた、作品作った人が利益受けられなくなるよね」佐藤「はい」
・検「なぜやっていた。長い期間やっているが。アップしたものも不正に入手している。理由は」佐藤「こうしていた理由は、著作者の労苦を踏みにじる可能性がある、踏みにじることになっているが、恒心教を広めたかった。それを優先してしまった」
・検「ファイル共有ソフトでやり始めたのはいつから」佐藤「2021年の4〜5月(時期間違ってるかも)」
・検「きっかけは?」佐藤「恒心教を盛り上げたいと思っていたが、そうすると他の方法は出尽くしていて、新しいことをしたいと思っていた。そこでネットを見ていてブルーレイがアップロードされているのを知り、また調べてみるとそれが簡単にできてしまうと気づいたのがきっかけ。これを恒心教を広めることに使えると」
・検「きっかけは恒心教?」佐藤「最初から〈メモ判読できず〉してた」
・検「弁護人からもあった邸宅侵入の件、住人ではないのに侵入、ドアを撮影した?」「はい」
・検「マンションの人からみたら不審な人がウロウロしている。不安を与えると思わなかったか」佐藤「はい、そこまでは考えていなかった」検「あなたも自宅のまわりを不審者がウロウロしてたら不安になる」佐藤「はい、なります」
・検「当時それをやっていた。不安になるとまでは思い至らず」佐藤「はい、至らなかった」
・検「そうされたらこう思うって思わない」佐藤「問題の場所は恒心教内で炎上してた人間で、そこならいいのかなとあまり、軽はずみだった」
・検「特定の人について、そうやって個人情報を晒すとさらなる誹謗中傷とか被ると考えなかった」佐藤「思い至らず」
・検「誹謗中傷が社会問題になっていると知っていたか」佐藤「知っている」検「加担することになると思わなかったか」佐藤「そこまで、そういうことであまり深く考えていなかった」
・検「第三者のクレカでブルーレイ買っていて、共犯者がハッキングできていたということで。本来お金を払って買うものを他人のクレカで。損害になるとわかっていた?」佐藤「はい、わかってました」検「実際には払ってなかった」佐藤「はい」
・検「犯行の最中はどう考えていた」佐藤「お金を払わないでいるのは理解していましたが、それが犯罪とか問題だという深い認識はしていなかった」検「思わなかった、というニュアンスをもうちょっと教えて」佐藤「軽はずみというか、お金払わないのに、という認識はあったが」
・検「前提の確認を。第三者の個人情報で買うのは犯罪になると思わなかった?」佐藤「成るとは思ってた」検察「なぜ」佐藤「深く考えてなかった。直接ウェブサイトとか操作してなかったので、深く認識していなかった」
・検「薄かったというのは」佐藤「犯罪とは思ってなかったが、タダで手に入れるのは…」検「なぜ犯罪と思わなかった」佐藤「深く考えていなかった」検「何故深く考えなかった」佐藤「そこまで思いつかなかった。犯罪ではないという認識ではなく、欠けていた。自覚していなかった」
・検「弁護人の質問で、やめないとは思っていたと言っていた。どの犯罪についてか、全部か一部か」佐藤「全部」検「やめようと思っていた理由は」佐藤「最終的にはこのまま将来就職とかもありそういうころにはやめるべきだと漠然と」
・検「やめようと思っていたのになぜやめなかったのか」佐藤「あまり自分の中で歯止めが効かなかった」検「なぜ歯止めが効かなくなったのか」佐藤「一つのことに熱中すると辞めづらくなり、それから歯止めが効かなく」
・検「弁護人からどう思ってるか聞かれて、学生生活を棒に振ったと」佐藤「学生生活に限らず、自分の将来の見通しが立てづらく成って【以下不詳】」
727 - [´・ω・`] tor-exit-anonymizer.appliedprivacy.net ◆ZmWKU7FgYT1e 2024/05/19(日) 22:39:22.05 ID:Wm1jVIvC0
▽裁判官質問
・裁「他人のカードで買っていた」佐藤「はい」裁「犯罪とは思わなかった」佐藤「はい」裁「悪いことしてたとは思わなかった」佐藤「いいえ」
・裁「自分が勝手にカード使われたらどう思う」佐藤「嫌だと思う」裁「処罰してほしいとは思わない?」佐藤「思う」
・裁「悪いことしたとは思ってない」佐藤「犯行時は思ってない」裁「今は変わった?」佐藤「はい」裁「きっかけは?」佐藤「取り調べ等で言われたことがきっかけ」
・裁「相手がどう思うか」佐藤「相手がどう思うか考えることを頑張ろうと」
・裁「やったことは悪いが、同じようなことをやらないようにしてもらわないと。犯罪と思っていなかったと言われると同じようなことしてしまうのではないかと不安に思う」佐藤「考えて、こうされたら嫌とか考えたりして生活していきます」
・裁「検察官が質問したけど、学生生活棒に振って後悔というが、他人に迷惑を欠けたこと、被害与えた人、脅迫した人、学校の人にたくさん迷惑をかけたことについて悪かったと思わないか」佐藤「そのとおりです」
【論告求刑】
・起訴事実については捜査の報告で証明十分
・被告は特定の弁護士に嫌がらせをする恒心教に傾倒し、令和5年1月23日にFAXで2箇所の大学に爆破予告し、2月29日に撮影する目的でマンションに邸宅侵入し、3月●日に有印私文書偽造同行使をし、【もう一つなにか容疑】、令和3年に112作品で著作権法違反
・爆破予告で多くの人に不安を与え、大学には入場禁止などで200蔓延の損害を与えた
・有印私文書偽造同行使では懲戒請求の趣旨を悪用し第三者の個人情報で実施
・著作権法違反ではファイル共有ソフトを利用し1年6カ月以上実施
・マンションの邸宅侵入では玄関から侵入し警備を【以下不明】
・共犯事件ではFAXを利用し攻撃、クレカ不正利用でも重要な役割を果たした。偽造した懲戒請求書も贈り話題作り、自己顕示欲でやったもの
・被告人は著作物をアップロードし、いずれも被害が大きい。
・いずれも悪質で責任は重い。平成31年に逮捕され保護観察処分もされている。相当期間の懲役必要。懲役5年の実刑を休憩する。
【弁護人意見】
・被告人は本件を認めている。犯情はご配慮を
・邸宅侵入は囲いを破った訳ではなく、悪質ではない。外廊下で撮影したもの
・懲戒請求は誰でもでき、懲戒請求制度の欠陥に乗じたもので、恒心教での自己顕示欲でやったもの
・威力業務妨害も、大勢へ迷惑をかける意図ではなく特定への弁護士への嫌がらせでやったもの
・私電磁記録〜も共犯者がハッキングしたクレカで購入して私書箱に送っていたもので、被告人はクレカをハッキングしておらず、関与の度合いは低く、共犯者に従ったまで
・被告人は被害の大きさを理解し反省している。素直に認めている。また、(今年?)3月27日に保釈されるまで300日間勾留された。
・頭のいい被告には社会復帰できる。寛大な判決を。
【被告人から一言】
・裁「審理を終えて次は判決」佐藤「誠に申し訳ありませんでした」※涙声で発言し裁判長に一礼、その後傍聴席に涙目で一礼
【その他】
・証拠調べの手続きで佐藤被告が今回初めて証言台に立った際、傍聴席から「〇〇万円金返せ!」などとヤジが飛び、裁判長から注意された他刑務官からマークされてた。おそらく傍聴席真ん中あたりにいた3人組
・3人組はスーツにメガネでワックスで髪をしっかり固めた胡散臭い不動産営業みたいな男、スイーツ(笑)とか言われそうだがそこまで可愛くない女、男か女かわからない長身長髪に帽子のニューハーフみたいなヤツの3名。廊下にいる時点でずっと喋ってて目立ってた。めちゃめちゃ胡散臭く職業はわからないが傍聴系もやってる底辺Youtuberグループみたいなイメージを抱いた
・他人のクレカで買ったものを私書箱に送って受け取るなど犯行の高度さに比べて若さゆえかの足元の詰めの甘さが印象的だった
・佐藤被告は「犯罪だと認識していなかった」「他人の気持ちがわからない」みたいなことを繰り返していたが旗から聞いていても不合理で、これでは裁判官の心象は悪くなるだろうと思っていたし実際裁判官の質問で突っ込まれていた。弁護士はもうちょっと事前に打ち合わせとかしてあげないものかと思った
・弁護人意見でも事実関係の上っ面を見て意見している感がありやる気が無いのではないかと思った
・裁判官は通常は事務的な口調だったが、佐藤への被告人質問の際には聞いてるこっちもビクッとするぐらい厳しい口調だった