【唐澤貴洋殺す】雑談★11【決意文】【木村花9000円】 (1001)

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877 - 一般カタルーニャ人 2021/04/26(月) 10:42:09.87 ID:UMHIcFF70

>>876
●自分の名前を使った爆破予告がはじまった
しかし、唐澤氏のウィキを作ることは、恒心教の間ではご法度だった。唐澤氏のウィキがないのは、過去に何度もページが作成されては、そこで誹謗中傷が繰り返されたことによるものだった。石渡さんは、こうした経緯を知らなかった。
さらに誰に相談するわけでもなく、1人勝手に次のように誤解してしまった。
「恒心教徒は、自分たちのネタである唐澤氏を有名にさせたがっている節もある。ウィキの作成は、彼らにとっても怒ることではないだろう」
今となってはわかるが、結局、彼らはただ何でも炎上させたがるだけの愉快犯たちだった。しかし、当時はその実態を知らず、何かしら目的を持っていると考えてしまった。
2019年9月3日夕刻、唐澤氏のウィキをつくると、恒心教は色めき立った。「尊師(唐澤氏)の検索汚染が浄化されそうになっている」。そして「尊師のウィキを勝手に作った奴は、どこのどいつだ」と特定が始まった。
石渡さんは、こうした展開を予想しておらず、自分の情報を守るための対策を取っていなかった。あっという間に氏名の漢字表記、フェイスブックページなどが突き止められた。
そして、石渡さんの名前を使った殺害、爆破などの犯罪予告も始まった。
9月6日夕刻には「9月10日午後(中略)、司法試験合格発表掲示板前に大型トラックで突っ込んで大量殺人を実行します」と掲示板に書き込まれた。
さらにこの書き込みのスクリーンショットが複数のアカウントでツイッターに転載された。一部の法曹関係者も、殺害予告などの内容が真実であることの確認もせずに次々とリツイートをおこなったため、情報は石渡さんの周囲にも瞬く間に広がった。
石渡さんは9月7日、友人から教えてもらい、初めてこうした事態になっていることを知った。ほどなく犯罪予告の対象となった団体などから電話を受け、説明や謝罪に追われる事態となった。

●感覚が麻痺して、何も感じなくなった
当初はこうした問い合わせの対応には、慣れずに苦慮した。貴重な時間が取られることにバカバカしさも感じた。ただし、石渡さんがどう感じようとも事態は悪化の一途をたどった。
ネットを見れば、自分への殺害予告が出ている。縁もゆかりもない県の警察から「あなたの名義で犯罪予告がされたのですが・・・」と疑いの連絡を受ける。
さらに、電話番号が晒されるようになると、なりすまして登録された闇金業者から電話がかかってきた。日夜、無言電話やいたずらのショートメッセージも届くようになった。
特に対処が面倒だったのは「パンフボム」。なりすましで、企業に資料請求をしまくる悪質行為だ。帰宅すると自宅マンションに設置された小さい郵便受け周辺にあふれている資料を片付けないといけない。一度の掃除で、ゴミ袋複数個分を回収したこともあった。
こうした出来事が続くと、「感覚が麻痺して、何も感じなくなりました」(石渡さん)。
そんな境地に至っても2019年10月中旬に起きた「AV購入履歴」の流出はきつかった。一連の個人情報晒しの中でも「精神的にダメージが大きかった」という。
それでも周囲の支えで、なんとかしのいできた。電車への飛び込みを実行しようとした直前にも、女性の友人に話を聞いてもらっていた。
彼女は別れ際、「気分が楽になるよ」とある錠剤をくれた。本物の向精神薬だったか、単にプラシーボ(偽薬)効果があったのかは、今となっては不明だ。
それを飲んで現場に立つと、「死ぬべき」から「生きるべき」に考えが変わった。この劇的な変化の陰に「薬が何かしら作用した」と彼女には心から感謝している。

●「ネットでの誹謗中傷が非日常のものになってほしい」
一連のつらい経験があるだけに、石渡さんはネットに関する司法(検察を含む)の動きに敏感だ。
最高検察庁は組織改変し、4月1日に「先端犯罪検察ユニット(JPEC)」と名付ける専門部署を設けた。情報通信技術を悪用した犯罪に対応するためで、各地の検察庁の捜査、公判を支援するとされる。
石渡さんは、この動きを「ネットによる犯罪の匿名化、広域化に真正面から向き合う姿勢を示した」と歓迎している。
そして司法に期待すると同時に、私たち市民がネットでの誹謗中傷にどう向き合うべきかも考え続けている。
身近にそうした被害を受けた人がいたとする。あなたは思わず、「ネットなんかそんなものだから気にするな」と励まそうとしないだろうか。
こうした反応をしてしまうのは、ネットでの誹謗中傷が日常となっているためだ。
「しかし、本当にそれでいいのでしょうか」と石渡さんは問題提起する。
この告発記事が出ると、恒心教は確実にネタにしてくる。それがわかっていても、今回、実名を出してメディアに出ることを決めた。
それは「ネットでの誹謗中傷が非日常のものになってほしい」という思いからだ。1回の告発で終わらせず、継続して社会に訴えていく覚悟もできている。