856 - 一般カタルーニャ人 2023/11/17(金) 00:22:30.72 ID:BLXvhwHuI
加熱製剤の緊急輸入の道が閉ざされた83年の夏、7万6000本の非加熱製剤が日本に入ってきた。
厚生省エイズ研究班の内部資料。ここには、1983年7月の第2回会議で一人の血友病患者がエイズであるかどうかを巡って議論が戦わされたことが記されている。
この患者は、エイズ研究班の安部委員長から報告された48歳の男性であった。この患者をめぐって、安部委員長一人がエイズだと主張したが、他の委員の同意は得られなかった。しかし、このとき患者はすでに体中にカビが生えるなど、エイズ特有の症状が現われ、免疫も極度に低下し、7月に死亡した。
1983年夏、厚生省のエイズ研究班で議論が続いていたころ、全国各地の病院で、免疫機能の低下を示す血友病患者が次々と見つかっていた。金沢大学の医師グループは、83年の夏、アメリカの医学雑誌に触発されて、自分の病院で治療中の血友病患者の血液を調べてみた。
これは、免疫機能を数値化したものである。アメリカのCDCの基準では、この数値が1.0を割ると、エイズの疑いが濃厚であるとされていた。この病院では、14人中11人が、1.0を大きく下まわっていた。
宮脇氏は、自分の患者たちの中にエイズと疑われるデータが出たことに驚き、厚生省の免疫不全に関する研究班で発表した。しかし発表後、厚生省およびそこに出席した関係者の中からは何の質問もなく、なぜかまったく問題にされなかった。
このように日本の厚生省は、日本人にエイズウイルスを植えつけるために、危険性を示す情報をすべて握りつぶしたのだ。そして、アメリカ最大の血液製剤メーカーのカッター社は、エイズに感染したホイットフィールドの血液によって汚染された血液製剤をわざわざ日本に輸出していたことが、NHK取材班の調査などにより明らかとなっている。
今回調査した結果、ホイットフィールドの血液が混入した問題の16ロットの製剤のうち、2つのロットが海外輸出用になっていた、ナンバー8465と8466である。
日本は世界最大の血液製剤の輸入国である。ホイットフィールドの製剤が入っていないかどうか調査を続けた。
1983年、問題の二つのロットは日本に来ていた。このうちロットナンバー8466は、検定の途中でカッター社が取り下げ、回収されていた。しかし、ロットナンバー8465は検定を合格し、国内に入ったことが確認された。その本数は2392本であることもわかった。
これは、カッター社の極秘文書である。驚くべきことに、今回の事件が起こる以前に、経営陣は、将来、エイズに汚染された血液が引き起こす問題を予測していた。
世界中で訴訟が起こる可能性――100%。
海外での売上が減少する可能性――100%。
そして、「日本とドイツは確実に血液製剤の輸入を禁止する」と予測している。
しかし大きな力が、その後も日本に汚染された血液製剤の輸入を続けさせたのである。
NHK取材班がカッター社に、どのような処分をしたのか問い合わせた。
数日後、カッター社から、ファックスによる回答が送られてきた。そこには、
「ロットナンバー8465は、検定を取り下げたナンバー8466とともに、工場の敷地内のドラム缶で焼却した」と書かれていた。
ナンバー8465のように一度国家検定に合格した医薬品の回収や廃棄 は、国立予防衛生研究所に報告されることになっている。
小室勝利「少なくとも58年の8月に合格が出てますから、日本がそれをずーっと回収をしてきてませんから、おそらく回収していないはずです。ですから、これは使われたと考えた方がいいと思います」
国立予防衛生研究所の検定をを受けた医薬品は、合格証紙を貼りつけて、初めて薬として販売できる。
合格証紙は、不正使用を防ぐため医薬品を回収した場合、すべて返却されることになっている。
カッター社の製剤に貼られた2392枚の合格証紙は、一枚も返却されていなかった。
「先日からのカッター社の件でですねえ……実際、汚染されている薬が入ってきた ことがわかったわけですから、これは何かしなけりゃいけないというふうに……」
正木馨「ですからそれはね、安全な、あの……チェックされた薬をね……あの……輸入するように業界指導しましたから」
正木氏はカッター社の汚染ロットが日本に入っていたことを示す書類に目を通すことを拒否した。
ただ、業界の指導を行なっていたと繰り返すのみだった。
かつて、カッター社は極秘文書の中で日本の輸入禁止を予測していた。
しかし、予測に反して、その後も日本は輸入を続けたのである。
ホイットフィールドの製剤が輸入された1983年、この年、およそ20万本もの血液製剤がアメリカから日本に入った。
このようにアメリカは汚染された血液製剤を日本に輸出しながら、その事実を否定している。
そして、日本の厚生省も、それを知りながら、日本国民にエイズウイルスを植えつける彼らの計画に協力し、僕たちをだまし続けているのである。
そして今、日本で不気味にエイズ患者が増大しているのである。