741 - [´・ω・`] 45.138.16.42 2023/09/11(月) 14:12:17.85 ID:igQnBx+40
豚と猿を足して2で割った様な狂気の起業家の老人が、20世紀の東京の外れに「暗い日曜日」を模倣した団地を建てるが、完成当日に団地の天辺から投身自殺する。
どこか外国にあるウェルカム・トゥ・チバーランド駅。真夜中に列車が到着して、若い女の子が降りてくる。呪いの人形を彷彿とさせる女の子は、身体障害者のおっさんの孫娘で、企業家の12人の弟子の内、生き残った4人に世話を受けていた。
一方、国士舘に合格したものの袋叩きに遭い、パンツ一丁のチンフェと月永が道々話す。「そろそろ何かやろうぜ」と月永が促すも、チンフェはネット中に自分語りが溢れ、クソコテとしてのアイデンティティを喪失、「今更何をやるんだ」とやる気をなくしていた。そこに駅で降りた女の子が来て何やら不可解な依頼をする。
依頼は、伝説では現実と非現実の狭間にあるようなものである「尊師の化石」を盗むこと。大戦中にアンダマン諸島で発掘された後、オウムの手に渡って、そしてパナウェーブに渡り、なぜか高島平に持ち込まれている。座間市で殺人事件が起こり、写真に「女の子の白い手」が写っていたことで、チンフェはこの謎に挑もうと団地に忍び込む。
洋の調査で、女の子はおっさんの孫娘ではないことがわかる。実はその正体は「ダッチワイフ」であり、人間をからかう様に殺していた。
最終的にルパンは「尊師の化石」を捜し当てたものの、それは尊師の化石ではなくただの「プルトニウム(原子爆弾)」だった。それにチンフェが触れてしまったことで大爆発を起こし、高島平が壊滅する。
しかし、実際には作動しない原子爆弾で、すべてがフェイクだった。だからチンフェだけが現実であり得るわけがない。チンフェもフェイクであった。
そう、最初からチンフェなんていなかったのだ。