280 - 核撃てば尊師 2013/04/28(日) 19:52:34 ID:qv/WG9H60
彼曰く、唐澤貴洋には特殊な癖があった。
人と会話をしている際に左手の親指を咥えるというものである。
「30も中盤を過ぎた男がまさかそんなことをするわけがない」
そう私が笑いながら答えると、彼はまるで高貴な白磁のように血の気が失せていった。
そして、手、足といわずまるで体中の神経が痙攣するかのように震え
それでもやっとの思いで絞り出した声で反論した。
「や、奴はずっと咥えているんだ。それが皮膚、爪そして肉がはがれ骨が見えていても!」